携帯・デジカメ

時代に埋もれた携帯電話

 私達の生活において今や欠かす事の出来ない携帯電話ですが、その歴史の中でいつの間にか消えていった変り種の携帯もあったものです。


 携帯電話の開発スピードは大変速く、今から6年ほど前に初めてカラー画面が登場しました。当時は配色数256色で、見た感じうっすらと色が付いている程度でしたが、それでもやはり驚いたものです。


 その後すぐにカメラ付きの携帯が登場しましたが、画素は荒くL判(通常の写真サイズ)でプリントアウトするとモザイクがかかった状態になり、とてもデジタルカメラの代わりにはなりませんでした。


 そんな中発売された変り種携帯といえば、まずTU-KA(現在は、KDDIの完全子会社)の「骨電導携帯」でしょう。


 これは、元々耳の不自由な方のために開発された機能を携帯に応用したもので、耳からだけではなく携帯を骨に当てることで相手の声が聞こえるというものでした。


 だた医療用に作られたわけではないため、骨を通して聞くためには出来るだけ耳に近ければならず、顎や額など顔の骨にほぼ限定されていました。


 発売元のTU-KAは当初、骨電導が耳では聞こえづらい騒音の中でもクリアに相手の声を拾える事から、工場などの騒音がひどい場所で働く人や、居酒屋など雑多な場所での利用を考えていましたが、思っていたほどの需要がなく、それ以後の携帯にこの機能が採用される事はありませんでした。


 もう一つの変り種といえば、ケイ・オプティコムが発売した「まっTEL」です。(ケイ・オプティコムは正確にはPHSなのですが・・・)


 この「まっTEL」は、その名のとおり待ってるだけの着信専用機で、発信をするにはプリペイドカードを購入しないといけませんが、着信専用としての使用なら月額0円とタダであり、また着信にカードを使わないため「プリケー」などと違いカードの使用期限もなく、待っているだけなら一切お金が掛からない電話機でした(現在は販売していません)。


 しかし最大の弱点はPHSであるため郊外では電波が届きにくく、また購入後に企業側が利益を回収出来ない事から、機能の劣る旧式であるにもかかわらず、購入する際の費用が12000円と非常に高いものでした。


 現在の携帯は、こうした様々な物を開発する中で淘汰され生き残ってきたわけです。


 この先、携帯がどんな進化をしていくのかは分かりませんが、もう目の前に迫っている端末機の値上げからユーザーの買い控えを少しでも抑える為に、今の世界水準である「機能を最小限に抑えたシンプル携帯」で値段を抑える方向に移行していくと言われています。

 

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